人材派遣の基礎知識

知っておきたい派遣の常識

ビジネスマナー〜派遣編

ヒューマンスキルは必須

派遣で働くメリットとしては、煩わしい人間関係から自由であるということがいわれますが、派遣社員のように、ひとつの会社に縛られず、様々な職場で働くということは、裏をかえせば、どの会社にも適応できるようなコミュニケーション能力が必要ということもできるわけです。すなわち、社会人として、いかなる環境のなかでも良好な人間関係を築くことができるヒューマンスキル(対人関係能力)をもつことは、高いテクニカルスキルをもつことと同様、またはそれ以上に大きな武器となります。このため、派遣会社のなかには、派遣登録前に無料のマナーセミナーを実施しているところも多く、派遣スタッフのビジネスマナー向上に努めているということができます。また、ヒューマンスキルを駆使して、職場の関係を良好にすることは、労働条件アップにつながるということもできるので、派遣として働く場合に無視できない重要なスキルであるといえます。

派遣の報告・連絡・相談

新入社員研修などにおいて、よくいわれる報告・連絡・相談、略してホウレンソウですが、派遣社員の場合、このホウレンソウが、正社員として働く場合以上に重要な意味を持つことがあります。というのも人材派遣が、派遣労働者と派遣会社、派遣先企業の三者間に成立するものであって、派遣労働者にとって必要なホウレンソウも、その内容によって、派遣会社が相手だったり、派遣先企業が相手だったりと異なるからです。具体的には、まず、実際の仕事が事前に聞いていた内容と異なっていた、職場環境が合わない、派遣先でセクハラやパワハラなどの嫌がらせを受けているといった相談や、時給アップを交渉したいなどの条件の変更については派遣会社におこなうこととなります。一方、仕事の確認や進捗状況の報告、業務についての指示を仰ぐ場合などは、指揮監督関係にある派遣先企業におこなうこととなります。また、有給休暇の取得や早退、遅刻、欠勤などの連絡については、派遣会社と派遣先企業の両方におこなうことが必要とされています。

守秘義務とは?

派遣社員は、派遣期間にも定めがあり、比較的短期の勤務となることが多いうえ、就業先となる派遣先企業との間に雇用関係もないことから、正社員よりも責任が軽いというように思われがちですが、たとえ派遣労働であっても、業務上知りえた情報について、守秘義務を負うとされています。これは派遣期間中のみならず派遣終了後についても同様です。したがって、あたらしい職場で前の職場の業務内容や機密情報等を口外することは、大きな問題となりますので、十分に注意しなければなりません。うっかり口をすべらせたという場合にも、法的責任を追及されかねませんので、くれぐれも気をつけましょう。

 
 

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